書店員の声

さまざまな人の視点から事件を再構築していく模様は、設計図のない機械を、部品一つ一つから類推して組み上げていくような面白さを与えてくれました。

恭文堂書店学芸大学店 菅原豪さん

あたかも自分が多磨駅のホームや野川公園、吉祥寺にいて、登場人物たちの生活を垣間見ているような感覚になりました。この世界観にどっぷりとはまってください。

谷島屋浜松本店 伊藤さん

社会問題が上手く事件にはめ込んであり、物語の歯車が少しずつかみ合っていくのがすごいと思いました。久々に骨太な警察小説を読んだなと感じました。

伊吉書院西店 安保貴司さん

クールな視線で埋もれていた心の闇に光を照らす髙村薫の熟練の技、その魅力を余すことなく見せつけてくれる一冊だ!

三省堂書店有楽町店 内田剛さん

淡々と事実を積み上げていく中で、登場人物たちの心の揺れや動きが過不足なく描かれていて、知らないうちに自分の中にも12年前の事件のかけらがあるような気がしてきます。

精文館書店中島新町店 久田かおりさん

お帰りなさい、我らが合田雄一郎!一番目立つ場所で、長く販売したいと思わされる傑作です。

戸田書店高崎店 佐藤江美子さん

未解決殺人という暗く思い過去の記憶と、善良で平凡な人々がおくる普通の日々とが、同じ温度で丁寧に描かれているので、自分も物語の舞台に暮らしていたかのような錯覚をおぼえた。

TSUTAYA佐鳴台店 貝塚知香さん

本作はまさに今は亡き“ある1人の少女”をめぐる、生きている者たちの物語だ。切なさと清涼感が入り交じる群像劇をぜひラストまで読んでいただきたい。

有隣堂藤沢店 廣田優里さん

合田シリーズを初めて読みました。まるで自分もその事件に深く関わっている様な気持ちになりました。

丸善岐阜店 大野久美子さん

合田が積み重ねてきた歳月を感じさせる部分もあり、シリーズの中でも、合田の人生の中でも、一種のエポックメイキングになるような作品です。

平安堂長野店 町田佳世子さん

記憶をたどることによって、登場人物の息使いが正体を現してくるような、今までにない感覚に震えた。髙村薫の魔法にまんまとかかってしまった。

ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん

深い人物描写と情景描写によって、映画を観ているかのようにそれぞれの人物を感じ、それぞれの人生を思う。新しい世界の扉が開いた読書体験だった。

本の森セルバ ブランチ岡山北長瀬店 横田かおりさん

未解決事件への自責の念が現場を離れても残っており、解決するまでコツコツと捜査を積み上げていく刑事としての正義に、合田雄一郎の円熟した魅力を感じました。

ジュンク堂書店三宮店 三瓶ひとみさん

それぞれの登場人物が自分の中の「事件」に向き合うことで、物語に終始かかっていた靄のようなものが晴れていくのが印象深かった。

大垣書店イオンモールKYOTO店 辻 香月さん

少女の短い一生が、登場人物たちの記憶を持ち寄ることで、じわじわと浮かび上がってくる構成にやられて、ページを繰る手が止められなくなりました。

ブックスルーエ 花本武さん

過去の事件が掘り起こされ、暗い波紋となり、かつての関係者の胸中へと広がっては、また新たな事実が次の波紋となる不穏な様をジリジリともどかしく思いながら読みました。

ジュンク堂書店名古屋栄店 西田有里さん

手抜きの全くない文章と内容に圧倒された。読んでいたら自分が登場人物になったかのような錯覚を覚えてしまった。

みどり書房白河店 矢野隆子さん

登場人物一人一人の日常が、圧倒的な情報量をもって書き出される。これこそが、髙村薫の作品だ。

MARUZEN広島店 山下満規恵さん

髙村薫はなぜ、少しずつ日常から外れ、はみ出していく人の心理をこうも上手く書けるのだろう。

リブロ福岡天神店 奥原未樹子さん

初めて「合田雄一郎シリーズ」を読みました。重厚で骨太なストーリーの土台には、繊細かつ綿密な人間ドラマが盛り込まれていて、終始感情を激しく揺さぶられました。ぜひ多くの方々に読んでいただきたいです。

紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん

髙村薫先生の作品を初めて読みました。合田雄一郎と同じく、自分も捜査しているような感覚で、新事実の発覚に興奮し、進まぬ捜査にもどかしさ覚えながら読みました。

ジュンク堂書店松山店 藤原七都恵さん

私は「合田雄一郎シリーズ」を読んだことがありませんでした。しかし、そんなことは全く関係ありません。それよりまず、この本を早く読むことをおすすめします。

須原屋熊谷店 渡辺真紀さん

少女Aの死がきっかけとなって、過去の殺人事件とそれにまつわる人々の人生に波紋を生んでゆく。細かい描写で人々の姿や心理を浮き彫りにしながら、それぞれの場面、人物がつながっていく過程がたまりませんでした。

ジュンク堂書店池袋本店 小海裕美さん

髙村薫さんの作品を初めて読みました。登場人物の日常や人柄、思いが緻密に描かれていて、まるでダイヤグラムのようでした。

紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥さん

スリリングな心理描写と登場人物の記憶が、読み手まで追いかけて来るようです。感動作です。ぜひ多くの方々に読んで欲しいです。

TENDO八文字屋 石山泉さん

読む人によって感じ方は違うかもしれませんが、それこそ読書の醍醐味だと思います。この重厚なミステリーを多くの人に知ってもらいたい。

ジュンク堂書店郡山店 郡司めぐみさん